時が過ぎる

一日 一日と過ぎていく

 

 年を重ね 日を経て

 ある時を到達地点に

 ある日を 目標に

 やって来る日に 向かって 歩む

 

 それは 別れの時

 ハグさんと 毎週の食事も いつまでか

 来年 3月までの関係

 それ以降は 恐らく ない

 ハグさんは 未来へ向かって 前を向いて

 奥さんだったらいいのに って いてくれた 彼も 今は 前を向いて

 前を向く という 表現を聞いて

 

 nagiには 前が無い

 前が見えない 見ようともしないのだが 無い

 力が 湧いてこないんです

 言葉に対する 積極的なベクトルが向かない

 

 生きていく意味が見えない

 ただ 外側の抜け殻を 動かすために 食べて お仕事をする

 内側の 役割は終えた

 すでに 塵となって 宇宙を彷徨って

 またどこかの星で 何かになる

 

 そうやって 消えていく

 早くそうしたい

 ハグさん 力を貸してください