恐らく

あなたは nagiを

 

 捨ててしまった

 忘れてしまった

 見捨てるんですか・・そんな会話の時があった

 今は 立場が逆に

 見捨てられるのは nagiで

 それは 当然のように あっさりと

 前触れもなく 消えていく

 

 すでに 二カ月になる

 何もない

 まったく

 一年前にも こんなことがあった

 春

 たまらなくなって 電話をした

 それから つき合った

 そして 今回 

 捨てられた

 

 そんなこと言わないでください

 

 何か 話すと この言葉で さえぎられて

 言わせてしまうのは 貴方なのに

 恐らく

 彼は 気付いていない

 愛されていることに