夕陽

雲間に隠れ逝く夕陽

 

 今日は なんだか普通の心持

 冬の夕陽は なんだか物悲しくて

 人恋しい 

 ひとりの部屋に 帰るなんて

 そんな 想い出から うん十年

 セピア色に 染まった空を見上げて

 こんな日は 

 ひとりがいいな

 静かに 夜を迎えたい

 沈みゆく 夕陽を 眺めながら

 一緒に ついていきたい

 そしたら

 もう

 想い出すこともない

 

 あなたと 過ごした 二年半の月日

 もう

 卒業ですよね

 あなたと出会う時間を 買っています

 夕食を 奢った後に

 そんなこと言わないでください

 ・・・・

 

 別れましょう

 淋しいじゃないですか

 

 じゃあ

 半年間 ほったらかしにされて

 その間

 nagiは 淋しかったんです

 言えなかった

 

 今でも 

 会う前の ドキドキ感

 あーあ なんで

 なんで