開けられた 穴

その空間は 大きい

 

 まだ 数日だからか

 空いた 穴は大きい

 ひょっとして 

 いないことへの 虚無感

 いないことへの 失望

 

 なれないといけなくて

 いつになったら

 悲しまずに すむのだろう

 

 こんなにも 想っているのに

 彼は そのままでいる

 一方向の 想い

 遠慮がちに気遣ってはくれる

 それが わかるだけに

 精一杯の 想いなのだろう

 

 いろいろが 精一杯すぎて

 重くなる

 そんな一日だった